【マラソン】１０２歳ランナーが国内最高記録

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マラソン大会で完走した大宮良平さん（中）。
ゲストの増田明美さん（左）と笑顔で握手＝６月１３日、
北海道美瑛町で（大宮さん提供）

ドラマ「北の国から」の舞台にもなった富良野市麓郷に、すごいお年寄りがいる。
１０２歳の現役ランナー大宮良平さんだ。
北海道マスターズ陸上競技記録会で、１００メートル４４秒６８の
国内最高を記録した。その７日後、マラソン大会で５キロ強を２年連続完走した。
本人は「疲れがたまらん」と元気そのものだ。

１９０１（明治３４）年生まれ。腰痛に悩んでいた７０歳のころ、
医者の勧めでマラソンを始めた。消防署員時代に培った体力で数々の大会に
出場。自宅には７０以上のトロフィーやメダルが並ぶ。

体を壊し、８６歳で一度は引退したが、「走ることが何より大好き」と昨年復帰した。
先月６日に旭川市で開かれた記録会は、不慣れな短距離への挑戦で
「この年で緊張した」。日本マスターズ陸上競技連合によると、
１００歳以上の世界記録はあるが、日本では届け出がない。審査を経て、
近々日本記録に正式に認定される。

先月１３日に美瑛町で開かれたマラソン大会では、
昨年に続きワンエイツ（５．２７キロ）で完走。
１時間３５分でのゴールは昨年より２０分遅い。大宮さんは「年だねえ。
しんどかった」と話す。

１０月で１０３歳。来年の出場は未定だが
「体動かさないと気持ち悪い」と豪快に笑った。

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